黒の切妻屋根がシックなAさん宅。外観のイメージそのままに、室内にもモノトーンを基調としたモダンな空間が広がります。スタイリッシュな空間づくりもさることながら、仕事と子育てを両立しているご夫妻が求めたのは、家事や育児がしやすい機能的な間取りや動線でした。

存在感たっぷりの薪ストーブが据えられたLDKは、リビング上部の大きな吹き抜けも相まって明るく開放感いっぱい。キッチンには調理中もリビングで遊ぶ子どもたちを見守れる対面式キッチンを採用しました。また、ブランコを設置して遊べるようリビングの梁を現しにするなど、子育て目線での配慮が細部にまで盛り込まれています。

動線的に大きな役割を果たしているのが、ホールを兼ねた洗面室の存在です。玄関ホールとキッチンを回遊的に結ぶだけでなく、トイレやウォークインクローゼット、ユーティリティにも行き来ができ、帰宅後に手を洗い、着替えてLDKへという「ただいま動線」もスムーズ。洗面室とユーティリティを分け、それぞれに設置した洗面台を手洗い・身支度用、洗濯の予洗い用と使い分けられるのも便利です。

この家に住んでから、子どもたちが家の中を自由に走り回る姿や、火を眺めて過ごす暮らしに喜びを感じているというAさんご夫妻。ハイレベルなデザイン性と機能性により、ご家族の幸せがアップデートされていく住まいです。